田舎町での自転車通勤
奥出雲に引っ越してから5ヶ月が過ぎようとしています。
奥出雲に引っ越す際、当時使っていた電動自転車も一緒に持って帰りました。奥出雲の新たな職場への通勤に使うためです。我が家から勤務先まで片道7km、30分弱の通勤時間。この電動自転車で通勤しています。こんな話をした時、大阪の知人と奥出雲の人では全く違った反応が返ってきます。
- 奥出雲の人
- 自転車通勤!?なんでそんなに頑張るの??車出来たらいいのに!
- 大阪の人
- 片道30分弱?あぁ、だったら普通に通える距離だね。
大学進学を機に大阪に移り住んだ僕も感覚としては大阪の人の反応と同じです。僕は大阪で仕事をしていた時は、自転車15分→電車15分→徒歩20分という通勤を続けてきました。自転車と徒歩あわせて35分。50分の通勤時間です。これに比べたら、30分弱の自転車通勤はそれほど苦に思いません。電動自転車ですし。でも、奥出雲ではとにかくビックリされます。
田舎は車社会と言います。確かに公共交通機関が不便なので、ちょっと遠出をしようと思ったら車が必要なのは事実です。でも普段の生活に限って言えば電動自転車があれば十分だと思います。
あとは自転車移動という低コストをとるか、車移動という時間の短縮をとるかの考え方の違いでどちらを利用するかが分かれそうなものですが、奥出雲では圧倒的に車利用の方が多く、自転車に乗っている人を見つけることは難しいです。
なんとなく、「車しかない」と頭から決めてしまって、自転車の可能性を検討すらしていないんじゃないかなと思ったエピソードです。田園風景の続く自然豊かな田舎町を自転車で朝夕走っていると、動物や虫の鳴き声、風、その季節の匂いなどを感じられて心地がよいです。
もしかしたら都会から田舎へ引っ越したばかりということも手伝い「心地いい」と感じているのは今だけなのかもしれませんが。ひとまず今のところは、凍結や積雪が発生する冬季を除き自転車通勤を続けるつもりです。