籾乾燥機が故障しました

毎年9月から10月にかけて奥出雲は忙しい時期に差し掛かります。そうです。稲刈りの時期です。

我が家の稲刈り工程

我が家も9月中旬頃から稲刈りを開始しました。

一口に「稲刈り」と言っても、田んぼに生えている稲穂が玄米になるためには以下のような工程を順に進めていきます。

  1. 刈り取り
    • コンバインで稲を刈り取り、籾だけを取り出します。
  2. 乾燥
    • 取り出した籾を乾燥機にかけて乾燥させます。
  3. 籾摺り
    • 「籾摺り機」というもみ殻と玄米を分離する機械にかけ、玄米を取り出します。
  4. 袋詰め
    • 玄米を米袋に詰めます。

我が家の場合は②で使用する乾燥機が3基あるので、まずは乾燥機が満タンになるまで①の刈り取りを進めます。乾燥機が満タンになると刈り取りを一時的に休止して乾燥機を稼働させ、その後、一気に③の籾摺りと④の袋詰めを進めて乾燥機を空にします。
乾燥機が空になると①に戻り、全ての稲刈りが終わるまでこれを繰り返します。我が家の場合、稲刈り作業を早く終わらせるには、①の刈り取りスピードを上げるよりも②~④の作業を以下に効率よく進めるかが大切です。このため、乾燥機になるべく多くの籾を入れることが重要なポイントになります。

乾燥機の故障

乾燥機の重要性をお伝えしたうえで、、乾燥機が故障しました。。しかも3基のうち2基も。。
1基は水分計の不調。籾の乾燥状態を正しく計測できていません。籾をどの程度乾燥させるかは決められているため、乾燥状態を計測できない状態は致命的です。そしてもう一基は完全に寿命。一見動作しているように見えるものの、送風状態のまま乾燥が始まりません。いつもお世話になっているメカニックに見てもらいましたが、寿命の方は使えず。水分計が故障した方は手作業で水分値を計測しながら乾燥を勧めました。そんなこんなで今年の稲刈りは何とか終わらせることができました。

乾燥機の買い替え計画

今回故障した2基はいずれも古いものだったため、いつかはダメになるとは分かりながら騙し騙し使っていましたが、まさか同じ年に両方ダメになるとは。。少なくとも来年の稲刈りまでに1基は用意しなければ効率が悪すぎます。しかし、だからと言って乾燥機の購入は簡単に決断できるものではありません。その理由は価格の高さ。乾燥機を1基買おうと思ったら百数十万円はかかります。かなり大きな出費です。さらに、今のところは動いていますが近いうちに田植え機やコンバインの買い替えも考えなければなりません。田植え機は二百万円弱、コンバインに至っては一千万円近くを見ておかなければなりません。
飛んでいくお金が大きいなと実感しています。機械の故障を機に農業をやめたというお話を聞きますが、そんな気持ちにもなってしまうのも仕方ないなと思ってしまいます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。